営団地下鉄丸の内線は都内でも起伏の激しい地区を走っており、山手線の内側で数ヵ所地上に顔を出しています。
後楽園周辺も、そんな場所のひとつ。御茶の水駅側から地上に出た電車は、高架線上にあるドーム屋根の後楽園駅に進入して来るのでした。
この場所は後楽園ゆうえんちの北端をかすめており、サインカーブの帯をまとった丸の内線の赤い車両が、こちらもサインカーブ上の軌道を疾走するジャンボコースターの軌道と併走するシーンが見られました。
2002年11月。久々に後楽園駅に降りてみました。
まずビックリしたのは、あのジェットコースターが消え、跡地でビルの建設が進められていたこと。後で調べたところ、2001年5月から遊園地のリニューアル工事が進められており、この場所には2003年春に天然温泉・店舗などが入居する「LA-QUA」(ラクーア)がオープンするそうです。
丸の内線を走る電車も、1996年までに在来の300・400・500形から02系への置き換えが完了し、サインカーブの赤い電車も過去のものとなりました。
後楽園駅は一足早くビルに建て替えられ、｢メトロエム｣の愛称で親しまれていますが、悔しいことにこちらの写真は撮影していません。
どんなショットであっても、記録になるものなんですよね…。