District Lineはロンドン市街の南側を東西に貫通し、分岐する支線や区間運転を含めると総路線長は64km、駅数は40ヵ所に達しています。
一部の区間運転を除き、1980年から投入された18m4扉のD形車両が6両編成で使用されています。製造年が比較的新しいためリニューアル工事は未施工で、アルミ地肌のまま正面にのみ赤の警戒色…というオリジナルの塗装で活躍していました。
この駅は旧BR線(Silverlink)に乗り入れを行っている区間(Richmond支線)にあり、駅名標や案内がロンドン地下鉄のデザインではなく、Silverlinkのデザインとなっていました。終点のRichmondでも、Southwest Railに接続しています。
この車に限らず、「落書きだらけ」の車両はあちこちで見かけました…。車内の落書きも、意外と多いんですよね。
D形の車内は、中央部にのみ4人掛けのクロスシートが設けられています。床は何と、木のフローリング仕上げになっていました(リニューアル前のC形も、同じ構造だったとのことです)。不燃対策等は施されているのでしょうか…?
