AL車に対し、手動加速制御器を装備したツリカケ車のグループを｢HL車｣と呼んでいました。
　木造車の鋼体化や、旧愛知電鉄(名鉄東部線の前身)等の戦前製の鋼製車に車体新製した車両が主でした。

モ3715+ク2715+3730系2連×2　　豊明行普通　　　Dec-24,1985.

　HL車の車体更新車の第1陣として、1957年〜1959年に登場したのが3700系です。
　既にこの当時は高松琴平電鉄へ譲渡された車両も多数ありましたが、残存車は1500v区間の各線で使用されていました。

3730系2連+3700系2連×2　　鳴海行準急　　　Dec-25,1987.

　3730系は主に戦前製のHL車の更新車として、1964年から登場しました。
　当初は全車ロングシートで竣工しましたが、後にクロスシートに換装された車両もありました。