1992年以降、「ライラック」は札幌〜旭川間の都市間輸送だけでなく、新千歳空港へのアクセス列車としての役割も担うようになりました。
　外装もキハ183系のリニューアル車に準じた塗装に改められ、ヘッドマークも一新。新たな装いでの活躍が始まりました。

塗装・マーク共に新しくなった｢ライラック｣　函館本線　伊納　　May-30,1993.

　札幌〜新千歳空港間は快速「エアポート」として運行。この区間は721系と同デザインのヘッドマークを掲出していました。
　快速運行時の混雑緩和のため、この運用に就くグループの781系は機器配置の関係上改造困難なクモハ781形を除き、1993年までに扉の増設が実施されました。

千歳線内は｢エアポート｣のマークに巻き替え　　既にクモハ781以外のドア増設は完了している　　千歳線　西の里(信)　　June-13,1998.

　巻き替えの手間を省くためか(?)後年はヘッドマークがこのような愛称併記だけのシンプルなものに変更されました(「ライラック」だけでの運用の場合を除く)。
　2000年12月からは指定席のグレードアップが図られ、クモハ781形の一部客室が「Uシート」に改造されましたが、2002年3月改正で新千歳空港乗り入れ運用は785系に置き換え。快速「エアポート」としての運用には終止符が打たれました。

781系運用末期の｢ライラック・エアポート｣　正面マークは愛称表示併記になっていた　　札幌　　Aug-16,2000.