かつての国鉄では､幹線だけでなくローカル線でも荷物･郵便輸送が行われており､あちこちで荷物車や郵便車を連結した｢客車ドン行」の姿を見ることが出来ました｡
蒸気機関車全廃の頃辺りまでは､使用されている客車も車内がニス塗り･白熱灯といった、古色蒼然とした車両が多かったのですが…。
1979〜1982年にかけて新製されたオハ51系客車により、旧型客車の置き換えが急ピッチで進みました｡
その一方でローカル線の｢合理化｣が進められ､写真のような機関車(DD51)+荷物車(マニ36)+郵便荷物車(スユニ50)+客車(オハフ51)といった、コンパクトながら妙にカラフルな列車が走っていました｡
宗谷本線の客車ドン行は、1987年4月のJR北海道発足後も1往復だけ残されましたが､1990年3月改正で廃止｡
そして1994年10月限りで､JR北海道の客車ドン行は全廃となりました｡
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