10号機は2軸ELの｢末っ子｣として1960年に東芝で製造され、石炭列車の主力牽引機として使用されていました。
　東芝のメーカープレートが付けられていましたが、6,7号機が｢芝｣の字を大きくあしらった円形プレートを付けていたのに対し、この機関車は長方形のプレートとなっていました。

現役当時の10号機　東芝のメーカープレートに注目!　　　May-4,1984.

　この機関車も三笠鉄道村で、2号機と並んで保存されています。
　進行方向の後ろ側の連結器は石炭積み込みの際に炭車と自動連解結を行うため、大型のリンク式のものが取り付けられていました。

三笠で保存されている10号機　上の写真と同じ側の後方から撮影　　May-25,2003.

　…ひとまず、今回の｢落穂集｣はこれにて一段落です。ご覧頂き、ありがとうございました。