第５回東京国際スリーデーマーチ参加報告

第５回東京国際スリーデーマーチが５月３日から３日間開催されました。
会場は東京のはずれ、武蔵野市内の武蔵野中央公園。ＪＲ中央線三鷹駅から臨時バスで１０分。自然と緑に囲まれたメイン会場です。
この大会は１昨年から日本マーチングリーグ（ＪＭＬ）に加盟した大会であり、本来なら昨年(９９年)参加する予定でした。しかしゴールデンウィーク中に急病になったため参加することが出来ず、まちに待った参加となりました。ちなみにワタシは２０Ｋｍコースを３日間歩きました。
「歩いてみっか！わたしの武蔵野」をスローガンに、近年にない盛大な大会となりました。

・参加者人数

今回は過去最高の参加者だそうです。（ちなみに昨年の３日間参加者合計：２３９８０人）

☆５月３日（水） ハナ／小金井・多摩湖ルート 天気 晴れ

今回の集合場所が三鷹駅から臨時バス、しかも受付手続きなどがあって、朝６時半に自宅を出発し、電車・バスを乗り継いで会場に着いたのが７時４０分。今回は当日受付での参加でしたが、これもまた事前申し込み同様長蛇の列。受付が済むまで約５分。
今回は各コースとも８時から出発となり、８時出発の１０分前に出発式が行われました。司会進行は東松山スリーデーマーチの時と同じ司会の方で（名前は忘れました。)、和やかな雰囲気で来賓の方々の挨拶、準備体操が行われ、いつものゲキ（エイエイオーの掛け声)が行われた後、８時すぎに出発しました。

コース：武蔵野中央公園〜白山公園（チェックポイント）〜小平霊園〜小平ふるさと村〜小金井公園〜武蔵野中央公園

この日コースは「ハナ」という名前が付いている通り、花が咲いているところを多く通りました。小平霊園、小平ふるさと村を通る間の多摩湖自転車道が中心で、ポピー、ツツジ、フジ・・・などたくさんの花々に出会いました。印象のいいと思った花があると立ち止まってカメラに収めていました。
「ゴールデンウィーク後半初日」だったので、途中の青梅街道が渋滞！と思いきや、ワゴン車２台とバイクの接触事故があって、一部通行止めになっていました。事故現場の間近を通過したのですが、車とバイクはめちゃめちゃ。交通事故は恐ろしいものです。
このコースは、３年前の秋（９７年１０月)「私鉄沿線リレーウォーク」の西武鉄道編で一部歩いており、久々に訪れた小平駅の周りはあまり変わっていなかったようです。
その時に通らなかった「小平ふるさと村」については、ちょっと立ち止まって見学しました。昔の住居と郵便局舎の再現、奥に入ると水車小屋と小さな水路があって、都会の中の小さなオアシスといった光景でした。
お天気がよかったため、昼食はゴール手前の小金井公園の木陰の下で食べました。時折吹く心地よい風がなんとも言えず、今の季節ではお天気のいい外での食事は本当に最高です！
少々余裕をもちながら歩いたため、疲れはそんなに出ず、１時過ぎに余裕を持ってゴールしました。

☆５月４日(土) ミズ／玉川上水・国分寺ルート 天気晴れ

この日は「寝不足状態｣。睡眠時間約３時間の状況で会場に向かいました。
会場につくなり朝日新聞を持っていた人がいたので、聞いたところ無料でもらえるということで早速朝日新聞のブースへ。朝刊をもらうと、早速東京都版の所へ。東京国際スリーデーマーチの記事が紙面の半分を占めていました。
出発するのに、この日は出発ゲートまで長蛇の列。出発式は声が聞こえるものの、来賓の方々の姿は全然見えず。ＪＭＬのマーチリングリーグの７箇所（北は北海道北見・網走から南は沖縄名護)の代表者の挨拶があって、少々盛り上がりました。準備体操を行い、前日に続いてゲキを叫んで８時１０分に出発しました。

コース：武蔵野中央公園〜小金井公園〜玉川上水遊歩道〜西国分寺駅〜国分寺（チェックポイント）〜お鷹の道〜武蔵小金井駅〜武蔵野中央公園

この日のコースも、９８年秋の私鉄沿線リレーウォーク西武鉄道編で玉川上水遊歩道を、９７年春私鉄沿線リレーウォーク京王帝都編で国分寺〜お鷹の道を歩いております。でも春の爽やかな風を受けて歩く・・となると、印象もまた変わってきます。
とにかく、狭い玉川上水遊歩道を数千人の参加者が歩くのですから、大変です。自分のペースで歩くというよりも、早い人のペースにつられながら何とかコースを歩くという状態でした。
チェックポイントの国分寺まで１２Ｋｍ。昼食は適当な場所がなかったので道端の木陰で急いで取りました。その後お鷹の道へ。「ホタルのすむ川」の名の如く水がとっても澄んでいて、子供達がおたまじゃくしを採っていました。
その後は通行量の多い道路をひたすら歩きました。困ったことにゴールまでトイレ休憩する場所が少なく、やっとは入れたのがコール手前の小学校のトイレ。おまけに最後の玉川遊歩道で睡魔に襲われ、気力でなんとかゴールしました。

この日、ゴールすると今大会の目玉でもある「チェリッシュ青空コンサート」が行われておりました。昨年の東松山で同様のコンサートを見ておりますが、今回は大会プログラムに歌う曲目がしっかり書いてあってので事前に分かってしまって、ちょっと残念でした。
「チェリッシュ」ってご存知ですよね？悦ちゃんと松崎さんの２人組のデュオで、「てんとう虫のサンバ」といえばわかると思いますが。やはり有名人だけあって、歌が始まると前に出てきて写真を撮る人が多数。和やかの雰囲気の中でコンサートが進んでいきました。。

☆５月５日（金） キ／井の頭公園・野川ルート 天気 はれ

いよいよ最終日。前の日の疲れは一気に取れたのですが、足はマメだらけ。それでも６時半に家を出て、会場についたのは前日同様７時４０分。
この日は出発を待つ参加者がかなり並んでいました。出発規制が出たほどでした。おまけに来賓の挨拶（武蔵野市の方)が長くて、ブーイングが出る一幕も。それでも出発式は何とか終えて８時過ぎにスタートしました。

コース：武蔵野中央公園〜成蹊学園〜井の頭公園〜甲州街道〜野川〜深大寺〜神代植物公園(チェックポイント)〜三鷹駅〜武蔵野中央公園

スタートしてから２０分ほどで、成蹊学園裏のケヤキ並木に。この日のテーマ「キ」にふさわしく、両側に広がる緑の中を歩けたのが本当に心地よかったです。その後井の頭公園に向かったのですが、自然な光景よりもゴミが目に付いてしまいました。
このコースの大半を３０Ｋｍの方と一緒に歩くのです。その為、前日同様早いペースにつられて、途中まで休憩せずに一気に歩かされたようでした。
途中で栃木の女性の人と半年ぶりの再会し、ゴールまで一緒に歩きました。歩くペースが速かったため、疲れている足にムチを打ってひたすらゴールに向かいました。
おかげでこの日のゴールした時間が１２時半。会場についてから冷たい飲み物に飛びついたのは言うまでもありませんでした。

・この大会に参加して（感想）

初めて参加したのですが、武蔵野の貴重な自然に出会うことが出来て、本当によかったです。
日本スリーデーマーチ同様、チェックポイントではキーワードを記入している方法で、３つの英文字を完成させる方法（ひとつの英単語が出来ます。)。３日間の２０Ｋｍのキーワードは「ＡＩＲ」「ＷＡＹ」「ＴＲＹ」でした。
参加者のモラルですが、日本スリーデーマーチのときよりはよかったようで、車や一般の人に迷惑をかける場面は少なかったようです。それでも、信号無視や無理な横断・・・など、少しでも余裕を持って歩いてほしいと思いました。早くゴールしたい気持ちはわかりますが、素晴らしい武蔵野の光景を味わってウォーキングを楽しんでほしいです！
今回は８時に順次一斉スタートの形式を採っていましたが、時差スタート若しくは受付後順次スタートといった、もう少し余裕を持ったスタート方式にしてほしいと思いました。（たぶん主催者も「過去最高の参加｣は考えていなかったのでしょうね？？）
混雑するウォーキングでは、人ごみばかりが印象に残ってしまいそうです。
初回の完歩で大きなメダルがもらえるので、素晴らしい自然を見つけに、来年は是非参加しませんか？