今から20年前の1987年5月。一日だけの早回りでしたが、みちのくの遅い春空の下、弘南鉄道弘南線と大鰐線の乗り歩きに出掛けました。
弘南鉄道本来の路線である弘南線では、この当時は既に東急の旧型車が大量に転入していたのですが、かつての主力だった旧型国電や阪和電鉄の生き残りなどもまだ健在でした。終点の黒石駅には、前年に旧国鉄線から転換された黒石線の気動車も顔を出していました。
一方、1970年に旧弘前電鉄を合併して発足した大鰐線では、弘前電鉄時代からの生え抜き車両が僅かに残る他は弘南線から転入した旧型国電や私鉄買収車などがハバを利かせていて、弘南線以上のバラエティが楽しめました。弘南線では6両編成、大鰐線では4両編成も見られ、快速電車も両線で運行されていました。
桜のシーズンに行った筈なのに、ロクな走行写真も風景写真もなく、思いつくままのスナップショットが大半ですが、よろしければお付き合いくださいませ。
